2011年作品

背中に掲げた　「気丈」の文字に触れたいと手を伸ばしたのは その強さに感銘を受けたからか？その強さに真実が揺らぐからか？ ああ、どうしてあなたは　そんなにも 独りで抱えた　「辛苦」の文字に触れたいと手を伸ばしたのに ...

※リクエスト ナイフを握った　その右手に屋上に立った　その両足に縄を吊るした　その両手に絶望を映す　その双眸に 死にたいと泣いた　その心に 希望の　光を。 「忘れられない」　それは、好き　だとか会いたい　だとかもう...

泣いている人が　いる誰だろう　遠目じゃよく　解らなくて目を細めてみても　解らないからもう少し近くに　行ってみよう 泣いている人が　いる誰だろう……ああ、あんたは　あの時のそういえばいつかお世話になったね憶えてるよ　忘れた事も無いよ ...

もしも　もしも、あなたとの再会が　果たせるとしてもしも　もしも、もう一度言葉を　紡げるとして 綺麗事を並べる事だけは　誰より立派で「強く　美しく」それが在るべき姿と　誇った 壊れる程に流した涙にありがとうは　重過ぎた壊れる程に...