2010年作品

いつか出逢うと信じて　この詞ことばを どれ程の年月を経て　ここに辿り着くだろう私は思うそれはあなたが私を　邪険にする時ではないかと違えばいい　そんな事など　無いといい あなたの心がどんな時　ここに辿り着くだろう私は思うそれはあ...

「これ落としましたよ」言葉に　ありがとうと　返せなかった 両手いっぱいに抱えた　私の落としもの少年は躊躇う事無く　私に差し出した 憶えているよ　その落としものだけどそれ　私がわざと　落としたの私がわざと　捨てたの 誰かが...

あなたに　手紙を書きます出来る限りの　言葉を紡いで宛名は「未来」　私の名は―― 文字は涙で綴り送る言葉は記憶にしましょう忘れないように　繰り返す事など無いように「大きなお世話」と　どうか一蹴しないで悔いた分だけ　責めた分だけ幸せを　...

共に生まれ　共に生き　共に傷付いたそんな君を。「こんなもの要らない」残酷な言葉で　一蹴して来た だって私は　君が嫌いだった それと共に私？二つで一つだとでも云いたいのか君のせいで　傷付いて来た君のせいで　私は泣いた君のせいで　...

いつか「君の見る夜空は綺麗かい？　星は綺麗かい？」そう問う事にしよう答えと後悔を　思い出から見付けておいで手紙を書くなら僕が便箋になろう　僕が文字になろう あの頃　僕には空が大き過ぎた知っている言葉が　少な過ぎていつでも　僕には空が...

※リクエスト 「この傷はいつか　治るだろうか」 うん　傷はいつか　治るだろうでも　もしかしたら傷跡は　残るかも知れない もしも　もしもその時あなたがまだ　泣いているならその傷跡を　そっと撫でてあげようその傷跡に　一緒に泣...

さぁ　ここまでおいで　海までおいでそしてその二択を　一緒に天秤に掛けよう 悲しいくらいに　泣きたいくらいに残されている　選べずにいる 最後の道を僕に預けてごらん　僕に託してごらん示す答えは　いつだって　「自由」 どう？綺...

私の毎日が　仮面舞踏会掛けられる言葉全てが　招待状さぁ今日はどんな仮面を被ろうか　何色のドレスを纏おうか そんな思想は　二の次寧ろ　考えなくて良いだって　毎日が　仮面舞踏会会場へ急ごう　私を待っている人が居るのだから 笑え　笑...

彼女の羽は　美しい一輪の花に　その身を預けて。何と絵になる事だろう多くの者がその羽に　魅せられた事だろう 隣の蝶が　広げる羽何だか少し　歪に見える闇夜に映えぬその色も　霞んで見える気さえする 「私の羽の方が綺麗でしょ?」 ...

遅刻に気付いての焦燥か笑えもしないただの矜持かそれらとは別の理由なのか結局解らないままだけれど問題なのは　明らかにそこじゃない 物凄いスピードで　車を走らせる見える信号に　注意され　止まれと示されているのに。あぁ　もう駄目だ　ブレー...